『ポジャギ』の方が日本ではなじみがあるかと思いますが、キュバンははじめて聞く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キュバンとは?
https://blogs.yahoo.co.jp/dotoy77
キュバン(閨房)工芸は昔から韓国で兩班階級と庶民の女人が針線(裁縫)でいろんな生活品を作ったことで女性たちの手作業で韓国の美しさを表現し韓国の趣きをつなげてきた。閨房工芸には素材に色をつける天然染色を始め切れ補作り、刺繍、結び目、チマチョゴリと様々な飾りもの作りが含まれている。特に切れ補は閨房工芸の体表的なもので切れ布を利用して幾何学で創意的なパターンを生活に生かし、婚礼用や飾り用でたくさん作られた。麻布(麻織物),麻(麻織物),オクサ(シルク)などで作ったすだれ(日の光あるいは窓屏風)は実用性とともに殷々たる韻致と浪漫を表現している…
今日は、福岡アジア美術館で開催中のポジャギキュバン工芸4人展に行ってきました。

8階展示場で、3つのスペースに分けられて、
pojagi *sonoさんhttps://pojagi-sono.jimdo.com/
pojagi:settamさんhttps://sesttam.jimdo.com/
素花のお二人、李正任さん、金君子さんhttps://www.instagram.com/pojagi_sofa/
の作品が展示されていました。
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入り口入ってすぐ。大作がずらりと並んでいます。
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娘たちも、やっぱり女の子だなあと思います。
この色がいいとか、これ好きとか。^^

美しい色合い、優しい素材感。

ひとつひとつ、大切に作られたことが伝わってきます。

小さなこものも沢山。

素花の李先生にお話をうかがうと、
手前のピンクの袋、버선봉집(ポソンポンジプ)と言います。
ポソンとは、昔の靴下なんですが、
それぞれ見本のサイズとなるポソンをこの袋に入れて収納していたようです。
へ~(*’▽’)
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そしてこの度のパンフレット前面にクローズアップされていた作品。

金君子先生の作品です。

색실누비(セッシルヌビ)。
これ、巾着がグラデーションになってるのわかりますか?
これはね、布の下にある紐の色の違いで、表面の色合いを変えてるんですって!
こんなイメージで、紐の間を縫ってるのかな。↓

気が遠くなるような細かい作業ですよね💦
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こんなふうにキュバン工芸には、
一針一針、
作り手の心がこもってるんですね。

ハングル習いたての娘が喜んでいた、ハングルポジャギは李正任先生の作品。
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作家さんそれぞれ、作品に込めた思いや背景を聞けたら、もっと楽しいだろうな。^^

日本で韓国の伝統美に触れられた、貴重な時間でした。

丁寧作りと、作家さんそれぞれのセンスと、この空気感に癒されながら。
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また次の開催を楽しみにしています。
皆さんもぜひ、韓国の伝統美に触れる機会があれば ♡
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■4人展Instagram・ホームページなど
https://www.instagram.com/pojagi_sofa/
https://pojagi-sono.jimdo.com/
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■むじげmujigeさんネットショップオープンしたそうです、おめでとう(#^.^#)https://www.creema.jp/c/mujige

ミョンミ

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