私は韓国語の生徒さんから学ぶことが

本当に多い。

レッスンのはじまりは必ず、

韓国語で書いた日記を発表してもらいます。

今日のプライベートレッスンでは、

6ページも、近況などを書いてきてくれていて、びっくりしました。

そのなかの一つのお話が、

息子さんが家を出たお話しでした。

一人っ子の息子さん、

成人して、就職もして、一人暮らしを始めました。

一般的なことかもしれませんが、

それがすごく寂しかったとのこと。

息子の部屋の荷物が減っていくたびに

寂しさは増して

はじめは寂しさが大きかったけど、

それよりも後悔の気持ちが大きかったと…。

小さい時、どうしてもっと遊んであげなかったんだろう。

あの時なんでもっとそばにいてあげられなかったんだろう。

…て。

「息子の部屋で泣きました。」

でも少し時が経って感じることがあったそうです。

それは、親子は離れていても必ず心が繋がっているということ。

そう思うと、少し気持ちが変わってきて、

今、時々でも一緒に過ごせる時間を

もっと大切に過ごしていきたいなと思ったそうです。

子どもの幸せのためにも

自分が笑顔で、元気でいなければと。

そして最後にこう締めくくっていました。

엄마는 가정의 태양이니까..

「お母さんは、家庭の太陽だから。」

私はこの方が大好きです。

いつも丁寧に生きているなって、

お手本となる人。

息子さんが小学生の時から知っていますが、

いつも愛情いっぱいで、

すごいな、うらやましいなって思うような人です。

そんな人でも

後悔が多いって。

思い返したら、

小学校に入ってからは、

学校に行って帰ったら宿題して、ご飯食べて寝て、

一緒に何かをする時間は本当に限られてる。

部活が始まってからはもっと。

子育てをする時間は、

一瞬だったなって感じたそうです。

生徒さんの日記を聞きながら、

なんだか涙が溢れました。

子どもが小さい時、

一番大変だけど、

一番楽しかったってみんな言いますよね。

どうやって過ごしても後悔はあるかもしれないけど、

こんなふうに先輩ママさんの話を聞きながら、

今過ごせる時間を

大切にしたいなって思いました。

お母さんは太陽だから。

他人の私でも彼女から

キラキラとあたたかい光とパワーと、

癒しをいつももらいます。

息子さんもご主人も、

きっと幸せだろうなって思います。

私も明日はおひさまのような笑顔で

こどもたちと向き合いたいなって思います。

子育てに限らず、

大切な人との時を

後悔のないように

過ごせたらいいですね。

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ミョンミ

オ・ミョンミ  1981年山口県下関市生まれ、下関在住。 在日コリアン三世。二児の母。 幼少期から民族学校で母国の言葉や文化、歴史を学ぶ。 朝鮮大学校教育学部音楽科を卒業後7年間、地元母校の初級部にて教鞭をとる。その間民族楽器カヤグムと、コーラスの部活動のレッスンを担当しながら、沢山の子供たちの指導にあたる。 その後ブライダル司会者を志し、司会のスキルとホスピタリティを学びながら、同時期に、幼い頃から大好きだったカヤグム弾き語りの音楽活動を始める。 2011年より日韓バイリンガルのブライダルMCとして活動を始め、日本人カップルや、コリアンブライダル、国際結婚など600組以上のカップルのブライダルパーティー施行。 2019年、父と義父の病気と死によって、体と心についての学びを深める中、ヨガやボイスヒーリングの素晴らしさを体感する。 「声と共に、体と心が癒される。」 声×体×心の調和をボイスヨガや司会業、演奏活動を通して心地よい生き方、幸せな生き方を伝えています。