ある日、こんなメッセージが届きました。
「親しくされている会社社長様がオフィスを移転され、ご自分の部屋に時計が欲しいと言われ、一番に浮かんだのがソリナムさんの時計でした。
…
連理の枝が大変気に入っています。
取引先でもあり、共に事業をご一緒させていただくパートナーでもある社長様とはお互いの信頼関係が強く、連理の枝のようにふたつが組み合って、一つを成し遂げるという意味では、何か通じるものがありますよね。」
このメッセージに正直驚きました。
連理の枝。
これはソリナムのロゴマークにしています。
2本の木の枝が癒着結合したもの。
一つの枝が他の枝と連なって、理(木目)が通じた様が吉兆そされ、「縁結び」や「夫婦和合」の象徴とされる。
夫婦が大変仲睦まじいことを表す。
別々の木が栄養を共有し合う…。
夫婦だけではなく親子、家族、親しい方々の絆がより深まったら…。
これが、メッセージ時計を作りはじめたとき、私が大切にした思いでした。これをもとにロゴマークを作りました。
ソリナムのリオープンをちょうど控えたころ。
「連理の枝」、ソリナムに込めた思いを、お客様から再確認する機会を頂いて、なんとも言えない、ありがたい気持ちになりました。
また、そこまでご理解いただけたことに、心から感謝です。
お客様のオーダーは、「信頼・信用」という文字を入れて欲しいということ。文字盤は数字にしてほしいということで、デザインはお任せいただきました。
私は真っ先に連理の枝を描きたいと思い、それを伝えました。
二本の木はそれぞれの会社を表し、
お花が文字盤を囲むようにすることで、事業が成功・発展の時を刻んでいくことをイメージしました。
信用・信頼の言葉は大きく前面に。
裏にはお客様のお名前と記念日を入れ、完成いたしました。
このたび時計作りをしながら、あらためて思ったこと。
それは、私はただものを作っておくるのではなく、お客様の心を贈るのだということ。そこには大きな責任があり、またそれは、実にありがたい役目を果たさせていただいているのだということを実感しました。
木目が一つ一つ違うように、人の思いもそれぞれ。
これからも世界でたった一つの思い、たった一つのメッセージを、木のあたたかみに込めて精一杯の思いで、制作をしてまいります。
このたびはオーダー、誠にありがとうございました!
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ミョンミ

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