アンニョンハセヨ。

先日は素敵なご両家様の結婚式・披露宴司会を務めさせて頂きました。

会場は八仙閣さん!

受付には手作りマスクが沢山。

新郎様のお兄様の結婚の際に司会をさせて頂き、この度はまた、ありがたく弟さんのご依頼を頂きました。

お兄様の挙式後に、オモニム(お母様)から、とっっっても素敵なプレゼントを頂きました。

手作りのノリゲです!

ノリゲはこのような装飾品のこと。

お母様は韓国伝統工芸ポジャギや組紐の先生で、このノリゲと、もう少しシックな色味の二作品を私に贈って下さいました。コマスミダ

この日は頂いたノリゲをつけて。

とっても可愛いでしょ?

上のお花の部分は、取り外してブローチにもなるのです(*^^*)

まずは挙式リハーサルから。

伝統挙式はご家族ご親族様で。

リハーサルは꼼꼼하게!入念に!

(新郎様めっちゃ見つめてますね♡)

この度は主礼のいらっしゃる人前結婚式。

誓いの言葉もお二人が準備をされ、その宣誓文に署名をしました。

リハーサルで退場するとき、ご両親様に一礼をするシーンで新郎様が、「ヌナ、ここでクンジョルをしたいんですけど、いいですか?」と。

クンジョルは最高の敬意を表す一礼です。

もちろんいいです!

本番、自身の親御様に、そして新婦様のアボジオモニに、深く深くお辞儀をする新郎新婦様の姿に、胸が熱くなりました。

コロナウィルスの流行によって、挙式の延期や、色んな制限があった中、ご両家様も準備が本当に大変だったことと思います。

お打ち合わせから当日を迎えるまでに、私がお二人から強く感じたのは、ご両親様を尊敬する気持ちや、家族への思い。周りの方への感謝。特に両親を敬う心を沢山学びました。

コロナ禍の結婚式において、司会者にも色んな制限がかかります。基本的に司会台から動いちゃだめだし、集まることを促したりもNG。

私以前、一緒に退席する親御さんやご友人にインタビューをして直接一言頂いたりする和やかなシーンが好きで(映像にも記念として残るので)意識的に作っていたんですが、今回は動けない…。。。

となると、その大事な方への新郎新婦様の思いや、その方との思い出を私の言葉だけで伝えなくてはいけません。

この度のご披露宴で意識したのは、最大限リサーチをするということでした。

もちろん聞いたことをすべてマイクに乗せるわけではないですが、私がそれを知って紹介するのと、知らずに紹介するのは、伝わり方が違うだろうなと思いました。

当日までに、ご両親様について、乾杯やご祝辞の方について、ご友人について、プレゼントを渡す方について、余興の方について…、

新郎新婦様は本当に沢山の情報を私に下さって、思い出を共有して下さいました。

そう、余興の代表の方がまた、ご自身の結婚式の際に私にご両親様へのメッセージ時計をご依頼下さった方でもありました。(涙)色んなご縁が繋がります。(※現在コロナのため木工房へ行くのを控えていてオーダーストップしています。)

一人暮らしをしてはじめて、オモニ(母)のありがたさに気づいたという新郎様。

中学までアボジ(父)が怖くて怖くて、でもいつの間にか一番の相談役になってくれたという話を聞かせてくれた新婦様。

披露宴に登場するそれぞれの方たちへの思いを沢山知って、マイクを持つことが出来たことに心から感謝しています。

新郎様のお父様が仰いましたが、

「命懸けで」披露宴に駆けつけてくれた皆さまへの心いっぱいの感謝を、会場スタッフの方々と共に届けられるよう努めました。

いつも素晴らしいブライダルステージで華を添えてくれる福岡朝鮮歌舞団のみんな。

ずいぶん歳下だけど、私が心から尊敬している方たちです。

新婦様の手紙で印象的だった一節があります。

一人っ子でさみしくないの?と聞かれたことがあります。

アボジオモニの愛情を28年間独り占めできる幸せ・・・

一人っ子にしか味わえない贅沢です!だから全くさみしくなかったよ。

アボジとオモニの娘に生まれて本当に良かったです。

新婦様、明るく元気で、沢山気を使ってくれるかた。

愛情いっぱい育ってこられたんだなというのを、当日を迎え改めてわかりました。

新郎新婦様のように、両親への感謝を、周りへの感謝を素直に伝えたいなと思いました。

そして、将来娘にこんな風に言ってもらえるように沢山の愛情で包んであげたいな…とも思いました。

結婚式は人生を学びます。

それぞれの新郎新婦様、ご両家様の思いを大事に、これからも司会者というありがたく大きな役割を、精一杯つとめていきたいと思います。

우리 신랑신부님,

新郎新婦様、いつまでもお幸せに!

変わって来週の御披露宴は、2テーブル。

家族の一員のような気持ちで、マイクを持ちたいと思います^ – ^

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ミョンミ

オ・ミョンミ  1981年山口県下関市生まれ、下関在住。 在日コリアン三世。二児の母。 幼少期から民族学校で母国の言葉や文化、歴史を学ぶ。 朝鮮大学校教育学部音楽科を卒業後7年間、地元母校の初級部にて教鞭をとる。その間民族楽器カヤグムと、コーラスの部活動のレッスンを担当しながら、沢山の子供たちの指導にあたる。 その後ブライダル司会者を志し、司会のスキルとホスピタリティを学びながら、同時期に、幼い頃から大好きだったカヤグム弾き語りの音楽活動を始める。 2011年より日韓バイリンガルのブライダルMCとして活動を始め、日本人カップルや、コリアンブライダル、国際結婚など600組以上のカップルのブライダルパーティー施行。 2019年、父と義父の病気と死によって、体と心についての学びを深める中、ヨガやボイスヒーリングの素晴らしさを体感する。 「声と共に、体と心が癒される。」 声×体×心の調和をボイスヨガや司会業、演奏活動を通して心地よい生き方、幸せな生き方を伝えています。