できる<上手い<良い。
良い作品、良い演奏は、結局、個人の魅力やオリジナリティだと思う。
大学時代友人が、ある人を見て、
「あの人はピアノが上手いんじゃない、弾けるだけ。」
…と言ってたことを思い出す。
あの時私から見たら、めちゃめちゃ上手いやん!と思った記憶があります。
技術的に一定のレベルにまでいくと、素人にはもうその差はわかりません。専門的であればあるほど。
楽器の良さとか、音色とかも、素人にはわからないんですよ。
じゃあ何が「あ〜〜、今日の演奏良かったね〜〜」ってなるかというと、やっぱりその演奏に魅力があるかどうか、オリジナリティがあるかどうかではないでしょうか。
そこで私の思う魅力とは、その人の思いがいかに表現されるかだと思うのです。
思いというのはその芸術や楽器に対するおもいであったり、その楽曲に対する思いであったり、また、人に対する思いであったりいろいろ。
そういえば数年前、下関でフルーティストのソン・ソルナムさんの演奏を聴いたことがありました。
銀のアルトフルート、1000万円のプラチナのフルート、2000円の笛、ただの鉄パイプでそれぞれ演奏してくださったんですが、どれも素晴らしい演奏でした。
でもその魅力ある演奏や表現をするためには、一定の高い技術が必要だと思う。
そのレベルに達するには、持って生まれた才能もあれば、繰り返し繰り返し練習する力など色んな力が必要。
…だけど、やっぱり伝わるのって、それが本当に好きかどうかじゃないかな。
ただ仕事でシェフをしている人より、料理が好きでたまらないシェフのコース、食べたいですよね?(でもプロだったらマズかったらダメ(;_;)、だから技術は前提ですが)
好きだったら繰り返し練習だってきつくてもきつくない。だって好きなんだから。
思いが間違いなく技術を高めてくれる。
そして好きな気持ちがその人らしさを表現していく。作品に表れてくると、おもうのです。
それがオリジナリティになり、魅力になっていく。
↑というのは、演奏や舞など表現者について思ったことです。一昨日の歌舞団のステージを見て考えたことです。過去記事こちら
私も大好きなこのお仕事を磨いていきたいと思う。
ブライダル司会者は主人公じゃないから、ステージのパフォーマーとはまた違うけど、良い司会を目指したい。そのために前提の技術を磨かなきゃ。
今日もブライダルMCの打ち合わせでした。
結婚式はお客様にとってたった1日の大切な時間。
当日は新婦様に最高の笑顔になって欲しい。(もちろん新郎様もですが 笑)
お客様にとって「良い司会」であれるよう、日々努力していこう!
司会者にとっての「いい司会」は、「いい披露宴だったね」っていうお言葉だと思う。
…と、帰りの電車の中で気を引き締めるミョンミでした。
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ミョンミ

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